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名古屋芸術大学で働くことになりました。

2018.04.01

本年度から名古屋芸術大学で非常勤講師として働くことになりました。
週に2回の実技指導ですが、作家として培ったものを学生に伝えられたらと思っています。
 
定時で何かをすることをこれまでしてこなかった自分にとっては、週に二度ですが外で仕事をするだけでも、かなり転機です。
 
これまで制作に全てを捧げてきて、その為に生活を整えてきました。
 
創作活動のみを続けていくってのも実は結構大変で
メンタルが強い弱いの二項対立の話ではなく、ちょっとした外的要因があるだけで筆が止まったり、集中の持続や、目的意識を保つことも大変だったりします。
 
生み出すモノを中心に身の回りの全てが回っていて、一見するとサボっているような間や、意識的に切り替える何かを生活の中に適度に盛り込んで、調子を刻んでいます。
そんな中で、時間で区切られることは創造性の妨げでしかないと、これまでは思っていました。
 
でも複雑に絡み合う社会に関わりながら、そこに何かを見いだして、いかに世界と関わっていくかが、これからの鍵だと感じていることと
 
脈絡なくおこる全ての出来事の中に何かを見いだすことが、自分にとって作品の幅を広げることだと今は信じているので
むしろ作家人生においての先を見据えたときに、必要な選択だと思っています。
 
責任のある仕事なので中途半端なことはしたくないのと、
10年間作家活動だけをやってきたことで、確実にみえてきたものがあるので、それを学生には伝えていき、何か少しでも役にたてたらと思っています。
 
様々なことに行き詰まりを感じる世界の中で、アートが本当に必要とされている時代がきています。学生とは一緒になって未来を切り開いていける仲間になれたらと思っています。
 
34年の人生ではじめて同僚が出来るのも、とても新鮮です。
 
当然のことながら創作活動が全ての中心には変わりませんが
次の10年に向けて、新たな1年目の始動です。
 
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