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2017年を振り返ってみる
2017.12.31
ウェブサイトが新しくなってから
全く更新していませんでしたが
更新しなきゃと思うと、実に気が重い
けれど今年のうちに、なんとか初投稿を…
2017年を振り返ってみる
■1月の西武池袋本店を皮切りに
年始早々に西武池袋本店で個展があったので、
年末年始、制作に打ち込んでいました。
一年が随分と長く感じるのは、2016年との区切りが無かったためかもしれない。
■2月14日のバレンタインデーに第二子が誕生
2775グラム 女の子。
母子ともに無事でホッとしました。
お会いした人には伝えましたが、SNSなどでは特に報告していないので、この場にてご報告。
現在、随分としっかりしてきました。
■3月、4月は神戸、千葉、広島、巡回展
個展巡回していました。
神戸そごう、千葉そごう、広島そごうです。
広島そごうでの個展は3度目です。Tさんにお会いできなかったのが心残り。
画廊だけではなくホテルでも展示会があったので、兎にも角にも制作制作の毎日で3月4月もそうですが、5月の記憶はほとんどありません。
■6月グランドプリンスホテル高輪で展示
6月までに10会場、個展で回りました。
厳しかった(制作スケジュールが)
1年以上前から準備してきたので、なんとか乗り切ることができました。
よくやれたなと思う。
家族と、展示関係者には感謝しかありません。
グランドプリンス高輪
■7月、8月岐阜県美術館の企画展に出品
その名も、日本画の逆襲
「日本画なにそれ、知らない」だって?逆に襲っちゃうよ?っていう展示。(違う)
かわるもの、かわらないもの、うけつがれるもの、あらたまるもの
に学芸員さんの想いが、全て込められていると思います。
展覧会に参加できて本当に光栄なことでした。
公立美術館の企画で作品を出品できることになり、気合いを入れ直して新作を描き下ろしました。
工芸の陳列スペースで展示だったので、学芸員さんとの事前の打ち合わせで、展示は屏風と掛軸で構成することになりました。
準備期間が短かったのですが、表具師の桐原さんに無理を聞いてもらい、なんとか間に合いました。
桐原さんありがとうございました。
作品は岐阜県美術館に収蔵していただける事になり感慨無量です。
収蔵作品:木漏れ日 利休屏風
収蔵作品:orbit 掛軸
常設展示に出るのでしょうか、岐阜にお越しの際は観てやってください。
収蔵になったorbit 掛軸は、実は二枚描いたのでした。
一枚は失敗してお蔵入り。
失敗の理由は、間違えて肉厚の和紙に描いていたため、掛軸として丸めることができなかったため。
描き上げてパネルから剥がすまで気づかなかった、というただのうっかりミス。
制作は慌ててはいけない。
沖縄に家族旅行に行きました。少しリフレッシュ。
暑い季節は暑い場所に、寒い季節は寒い場所に行くのが好きです。
同級生の関谷君にも会えたし、行ってよかった。(関谷くん日本橋で個展してたけど、観に行けなかったなぁ)
■9月銀座三越、10月梅田阪急
銀座三越
うめだ阪急
会場は晩夏から初秋らしい感じを意識しています。
銀座三越での個展は3度目。毎回秋に開催しています。
そのため出品作は、月が多め。
カナダから旅行で日本に来ていた女性が、ギャラリーを訪れて、作品を買ってくださいました。
旅行した国では、必ずギャラリーをめぐり、その国のアートを買って帰っているとのこと。とても素敵な旅の思い出。
「ピアノの上に飾るわ」とのこと。
国境を越えて自分の絵が伝わったことが素直に嬉しい。
2017年は個展形式の展示だけでも12会場巡る鬼スケジュールでしたが
10月でひと段落。
…とはならず、
お待ちいただいている注文作品を順次制作。(まだ終わってません、すみません…)
振り返ると毎月の様に風邪をひいていました。
これではいかん、作家を続けるには体力が必要だ!
何より、太ったと色んな人に言われる!
ということで、
33歳の秋、ランニングはじめました。(12月31日現在、サボり気味)
相変わらず風邪はひいているので、効果のほどはわかりませんが、
足を動かすと頭の中が整理されて、制作にとても良い効果が得られています。
何より体を動かすのが楽しい。(12月31日現在、寒いからサボり気味)
■11月、大きな展示はなかったけど大変な一ヶ月
子どもが風邪をこじらせて長いこと入院したりで、大変だった記憶がある。
11月は、少し余裕があると思っていた。
余裕があると踏んでただけに、余計に気持ちにゆとりが無くなって忙しかった感じの一ヶ月でした。
翌月の展示が海外で、作品の輸送で締め切りに追われたのも、結構きつかった。
■12月ニューヨークデビュー
THE ART OF JAPAN NOW,WITH THE PAST
ニューヨークでグループ展に参加。
会期中はワークショップも行われました。参加者皆さん集中している様子でした。
ワークショップのために、日本から筆を調達して行ったのですが、日本の百均のコスパの良さを再認識。
習字用の筆が二本入って100円には驚きました。
写真右端、赤いチェックシャツの男は大塚君です。出身が私と同じ名古屋で、美術予備校で出会ってからなので、高校3年からの付き合いです。大学生の頃は、よく二人で牛角に行きました。
彼は芸大を出た後、ニューヨークの大学に留学しました。
英語で論文を沢山書いたそうです。
今はニューヨークで講師をしながら、作家活動をしています。とても優秀な男です。
■アトリエで絵を描いてるんだけど…
インプットのため外に出かけることもありますが、
基本的にはアトリエにこもって絵を描いて過ごしています。
生活だけを切り取ったら、引きこもりと言って差し支えないでしょう。
ですが、描いた絵が、私をいろんな場所に連れて行ってくれます。
普通に生活しているだけでは会うことのできないような人とも、会って話す事ができます。
ここには書けないけど、とんでもなくすごい人に作品を所蔵してもらったりもしました。
本当に楽しすぎる一年で…
■アート作品も購入するように
最近は、良いな欲しいな、と思った作品を以前よりも買うようになりました。
コレクションと言えるほど沢山はありません。
他人が作ったものを、自分の生活や意識のもとに置き、取り込んで行くことの良さが少しわかってきました。
■10周年
今年は、なんと作家活動10年目。
(これ書きはじめた時に数えて知ったのですが…)
振り返ると長かった…。意味があるのか、今だによくわからないことも沢山してきました。
先日、仕事上で必要になったので、人生で初めての履歴書を書いたのですが
そんなに書くことも無く。
たいして履歴書には残らないけど、走り続けた自由業10年でした。
■年末は
年末は、風邪やインフルエンザで私を含め家族中がダウンしていたりで、何もできていません。
年内の年賀状発送を…今日諦めたところです。送ってくださる方々には大変申し訳なく…。
■感謝
今年も多くの人に支えられ作家活動ができました。
心よりの感謝申し上げます。ありがとうございました。
2017年もあと僅かとなりましたが、どうぞよいお年を‼︎
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